食生活の多様化、健康志向の高まりに伴い、食酢も米・麦等の穀物類に加え、りんご・ぶどう等の果実類を原料にした各種の商品が出回るようになった。
また、平成16年6月23日の食酢品質表示基準の一部改正の告示により、「米黒酢」及び「大麦黒酢」が新たに定義化された。
そこで、このような食酢について、表示の適正化を促進することを目的に試買検査会を実施し問題点を明らかにすることとした。
この試買検査会は、公正取引委員会が (社)全国公正取引協議会連合会に委託した試買検査事業の一環として、全国食酢公正取引協議会が、平成18年1月25日(水)に和歌山市のホテルアバローム紀の国で開催した。
全国食酢公正取引協議会の雑賀和歌山県支部長及び公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所取引課の大野係長の挨拶の後、別添の実施要領に従って検査を行った。
検査の対象となった商品については、あらかじめ無作為に和歌山市内のスーパー、百貨店、薬局等で購入し、整理していたものを会場に陳列して、学識経験者、消費者代表、和歌山県庁関係部局担当者、業界代表者からなる検査員によって表示状況の検査を行った。
検査は、必要表示事項、特定表示事項、表示禁止事項、不当表示事項等について、「食酢の表示に関する公正競争規約」、「食酢品質表示基準」、「醸造酢の日本農林規格」等に基づき実施し、さらに検査終了後検査員による関連する諸問題について検討を行った。